人間は二十歳過ぎると老化が始まる

人間のピークは20歳前後のようである。それ以降になるとあらゆる面で徐々に老化がはじまる。よく分かるのが外見の見た目。特に女性が顕著である。女性の肌は20歳前後をピークにして徐々に肌の水分が失われていく。肌の水分は角質層のセラミドという成分によって保たれるが、水分が失われたセラミドは破壊されて、それがシワとなる。だからこそ、女性の肌には「保湿」が大切だと言われている。「人間は二十歳過ぎると老化が始まる」という事を女性の肌を例えにとって説明したが、それは何も美容ばかりではない。二十歳くらいをピークにして卵子も減ることが判っている。この年齢別の卵子をグラフにしたものを見るとその傾向は顕著である。40歳になって結婚して、イザ子供が欲しいと、夫婦揃って妊活に励んでも妊娠が難しい。それはパートナーとなる男性側も加齢により精子が減ったり、元気が無い事もある。とにかく、20歳を超えるとあらゆるもの減る。女性は水分が減り、卵子が減る。男性は髪が減り、精力も減衰する。これらは全て老化によるものである。

 

老化にはホルモンと生活習慣が密接に関係している。女性の場合はターンオーバーの周期が乱れる事で肌の修復能力が衰える。そして、やがて更年期障害を迎える。男性も同じく、テストステロンというホルモンが減少する事で精力が衰える。

 

そして加齢と生活習慣によって血管が細くなる。血管が細くなるというのは何も病気の問題だけではない。血管が細くなることで体の端まで伸びる毛細血管への血の巡りが悪くなる。コレは男性の毛髪にも関係するし、女性の不妊の一つともいえる。

 

最後になるが、人間の老化を防ぐ最善の方法は生活習慣の見直しである。生活習慣の乱れはホルモンの乱れにつながる。結局は規則正しい生活、運動、食生活の見直しが全てである。日本人の平均寿命はいまや80歳。長生きするならいつまで若々しくいたいもの、そのためにも規則正しい生活、適度な運動、食生活の改善が若さを保つ究極の方法なのかも知れない。